2006/3/11

春の彩を感じさせるアルストロメリアを空の枝とし、その空の枝を支えるようより添ったレザーファンを依の枝とし、祈り花を生けました。

春の彩を感じさせるアルストロメリアを空の枝とし、その空の枝を支えるようより添ったレザーファンを依の枝とし、祈り花を生けました。

陽の光をいっぱいに浴びて力強く成長する向日葵を「空」、レザーファンと、それを補う小さな向日葵を大きな向日葵に寄り添う「依」として扱っています。
足元をあわせすっきりといけあげました。

流れるような著莪の葉に同調させるように足元に月見草を添え、奥行きのある簡潔挿法の生け方としました。

真っ直ぐに立ち上がる百合を『空』の枝とし、小菊を『依り』として添えます。
さらに石蕗の葉で足元を引き締めました。



紫陽花と蒲の葉やニューサイランの葉を使った心粧華三種です。
才の花
才の花は、生花の基本的な理念を持ちながらその形姿においては、天、地、人の三才の役枝の配分バランスから発展し、主張したい花、葉、枝の美しさを生かすことに重点を置きます。
主体に調和させながら枝を扱い、作品の中に「気」、「流れ」、「風」、といった目に見えないものの動きをもたせ、新鮮な感覚かつ品格のある粧いの、水際立ちの美しい花とします。
祈り花
植物の姿を素直に見つめていると、自然に心が浄化され、合掌する心が生まれます。
すると、手のひらに1輪の蕾が誕生し、天空を目指して、限りなく成長しながら、様々な形姿を成していきます。そうした心でいけるのが「祈り花」です。
その背景には、荘厳華の五大理念が生かされ、その中心となるのは、五大理念の働きを包含する「空」の枝で、植物が発芽、生長する姿を象徴し、水際から垂直に立ち上がります。
そして、万物の生み出すエネルギーをより大きなものとするために「依」(より)の枝があります。
「依」の枝は、「空」の枝が生長していく過程で、遭遇する花々との出会いの妙を表出する働きも兼ね備えています。そうした中で荘厳な美しさをいけ表します。