2009/6/28
2005/5/29

朝露の釣瓶
上を陽、下を陰に重ね、下の釣瓶に主位の縦姿、上の釣瓶に客位の横姿をいけます。
生け花 豆知識 [ 4 ]
釣瓶取り扱い三ヶ条とは、飾釣瓶、置釣瓶、井筒付釣瓶のことで、釣瓶の取り扱いやいけ方の基礎となっています。
釣瓶陰陽の置き方
陽 角を前とする
陰 平面を前とする
[飾釣瓶]
釣瓶は床に二つ並べます。その時、床柱の方へ陰の釣瓶を明り口の方へ陽の釣瓶を置きます。
[置釣瓶]
釣瓶を二つ重ねるため、重ね釣瓶とも言い、釣瓶の下につるべなわを巻いて置きます。
下に置くつるべなわの巻き方は、上の釣瓶の花が主位の場合は左旋の巻き方、上の釣瓶の花が客位の場合は右旋の巻き方となります。

[井筒付の釣瓶]井筒を用いる。
宇治橋の釣瓶は、「釣瓶七種挿方の伝」のうちの一つで、それぞれに古歌が添えられています。
「釣瓶七種挿方の伝」
1.苔清水の釣瓶(一瓶を吊り、一瓶を置く)
苔むす山かげ清水底清み
下には夏も通はざりけり
2.軒端の釣瓶(一瓶を細竹に吊る)
結びおく露の光のあらはれて
軒のしのぶに宿る月影
3.宇治橋の釣瓶(一瓶を置き縄を少し残す)
風吹けば川辺涼しく寄る波の
立ちかへるべき心地こそせね

4.板井の釣瓶(一瓶を掛け一瓶を置く)
道遠く板井の清水むすびあげ
けふは扇もさしぞおかるる
5.朝露の釣瓶(上陽、下陰に重ねる)
色々にうすくも濃くもおきわくる
花と露とのなかぞゆかしき

![]()
花態:朝露の釣瓶
花材:紫陽花
6.競馬の釣瓶(二瓶共吊り両方とも竪姿の花)
わかこまと今日もあいくるあやめ草
おいおくるるやまくるなるべし
7.筒井の釣瓶(重ね釣瓶とし上に花をいけ、下は水を張る)
筒井筒井筒にかけしまろがたけ
おいにけらしな妹見ざるまに